
NURO光で2GbEから10GbEにしたら、Jellyfinの外出先からのリモート接続ができなくなりました。
10GbEにしたら速くなることしか考えておらず、使えなくなる機能があるなんで想像もしなかった。よく調べたら、NURO光はIPv4のアドレス枯渇対応として、MAP-E方式へ徐々にシフトいくそうです。それを知らずに変更してしまった。そして10GbEから2GbEには戻せないことになっている。とても残念。しかし、挫けません。代替を設定しました。
※Synologyの独自の接続法QuickConnectは使用できるので、Synologyアプリはリモート使用できます。
MAP-E方式とは
MAP-E(Mapping of Address and Port with Encapsulation)は、IPv6の高速なネットワークを通り道にして、IPv4の通信(従来のWebサイト閲覧など)を行う技術のことです。フレッツ系の「v6プラス」「OCNバーチャルコネクト」などのサービスで採用されており、インターネットが速く、安定しやすくなるのが最大の特徴です。
MAP-E方式の場合、下記サービスは利用できなくなります。
- 特定のプロトコル(PPTP、SCTPなど)を利用するサービス
- 一部オンラインゲームなど、特定ポートを使用するサービス
- IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス
そのほか、利用可能なポート番号やポート数に制限があるため、外部へサーバ公開をお考えの方はご利用できません。
NURO光の10GbEのONUは初期設定では、ポート開放(ポートマッピング)ができない状態です。また、UPnPも設定できないため、SynologyNASのルーター設定画面はエラーがでるようになりました。ポートが開放できないため、DDNS使用のリバースプロキシは使用不可となり、外部からの安全な接続https化ができなくなりました。
最初、「最悪だ!!!(-_-;)」としばらく落ち込みましたが、MAP-E方式はマイナーチェンジではなくIPv4のアドレス枯渇によるもので、NURO光を使用していればいずれはこの方式になるということです。仕方がないので、代替を導入することにしました。Jellyfinの安全な接続でDDNSかVPNで悩んだ際、「Tailscale」を候補に挙げていたのを思い出しました。
ちなみにSynologyに問い合わせをしましたが、プロバイダに相談してくださいだそうです。
「Tailscale」の導入
なぜ、「Tailscale」にしたのか。それはすでにパッケージセンターに入っており、「Tailscale」の設定画面上にクライアントデバイスSynologyとしてリストに上がっていて、さらにYoutubeで導入のための解説動画でサポートされているのが良かった。ちょっと難しそうだなと思いましたが、解説動画を見ながら設定して、とてもスムーズに導入できました。ただ、2か所で少しつまずいたので、ポイントとして挙げます。
・「Tailscale」へデバイス登録は「SynologyNAS」だけでなく、NASを使用しているパソコンのブラウザも反映させるため、「Windows」(あるいはMAC)もデバイスとして登録する。
・FireTVデバイスでは最新のバージョンはインストールできません。私は旧バージョン・android版1.70.0をインストールしました。また、直接インストールできないのでAPKをandroidデバイスにダウンロードして、ファイルマネージャー+でFireTVデバイスにファイルを移動させてインストールしました。
「Tailscale」の解説動画、すごく分かりやすかったです。日本語音声切替もできます。後日「Tailscale」の設定方法を記事にする予定です。
・デバイスの登録方法
・SynologyNASのタスクスケジューラーによる自動アップデート登録方法
・DNS(Domain Name System)の作成・TLS証明書の発行
・SynologyNASへ作成したDNSの登録とタスクスケジューラーによる自動更新設定
設定後、jellyfinは「http://Tailscaleで割り当てられたNASのアドレス:8096」、Tailscaleで作成したDNSに対しリバースプロキシを設定して「https://Tailscaleで作成したDNS:8920」でサインインし、リモート接続もできるようになりました。
ファイルの移動はファイルマネージャー+が便利です。使い方を記事にしています。
こんなことになるとは知らずに書いた前回の記事です。



